事例インタビュー

Interview

2015/03/13

株式会社IDOM(旧:株式会社ガリバーインターナショナル)様

 

 

 

中古車流通の最大手株式会社IDOM(旧:株式会社ガリバーインターナショナル)。その事業は国内に留まらず、タイ・ニュージーランドへの進出など、世界の自動車流通企業となりつつあります。スピード感あるグローバル対応を進めるうえで、コウェルのラボ型開発を選択いただきました。
グローバル企業のオフショア活用について、IDOMのゼネラルプロジェクトマネージャーである坂口直樹様にお話を伺いました。

 


 

自動車買取を中核に海外へも進出

ガリバー様ウェブサイト「事業展開 - IR情報(理解編)」より

※IDOM様ウェブサイト「事業展開 – IR情報(理解編)」より

 

–まずはじめに、御社のビジネスについて教えてください

IDOMは、全国にある直営店やフランチャイズ店で買い取った自動車を展示場での販売を一切行わず、買取から2週間以内でオークション会場に売却するという「買取」に主眼を置いたビジネスモデルで成長してきました。近年は、日本で成功したビジネスモデルを海外、特にASEANへの展開を急速に進めており、まずはタイへ進出しています。

 

オフショア開発の魅力はスピードと柔軟性

 

–主なシステムと開発体制について教えてください

メインのシステムとしては、大きく分けてお客様への「販売」システムと、お客様からの「買取」システムがあります。現在、海外展開のために国内で展開しているこのシステムを海外の現地の商取引、税制などにあわせて、急ピッチでカスタマイズを進めています。今までこれらのシステムは国内のSIベンダーなどの開発パートナーと進めてきました。

–なぜオフショア開発をしようと考えたのですか?

コスト削減が目的ではなく、スピード・柔軟性が魅力でした。最初は、従来の国内のパートナーと進めようと考えていたのですが、スピード感にずっと苦労していました。年々大規模化していくシステムと開発体制を管理していくツールはパートナーの指定で、このほかメールとメーリングリストを利用していました。その一方で、社内ツールは進化させていました。

メールはGmailになり、ナレッジ共有のためにYammer(Microsoftのビジネス用SNS)を3年ほど前に導入し、プロジェクト管理ではBacklogを利用する、といったようにクラウド化の方向へ進めていきました。特にYammerに関しては、iPhoneを通してリアルタイムに進捗管理できるフットワークの軽さは手放せないものになっています。

しかし、日本のベンダーは自分のスタイルを変えることが難しく、そのスタイルを変えてはくれなかったんです。メールでベンダーに依頼したうえで、ベンダーが指定する課題管理ツールに登録する形になり、当社が要請したbacklogにも情報を入れてもらうようにはしたのですが、結局2つのツールに二重登録することになってしまって。

このときに、海外展開を進めるにあたり、経営サイドが求めるスピードに対応するためには、充実してきた社内ツールを外部ベンダーと共有し、開発スタイルを進化させることが必要だと強く感じました。そんなおり、コウェルを知り、Skypeでコミュニケーションをとるコウェルのスタイルを眼のあたりにしました。スピード感と国内のベンダーには感じ得ない親近感があり、逆に、日本とベトナムとの距離感をほとんど感じなかったんです。そこで当社が考えていることをご相談したところ、当社の採用するツールを共有いただけることにすぐに快諾いただきました。このあたりの柔軟性が非常に魅力でしたね。国内ベンダーは今までのつながりもあって「ツーカー」で仕事ができるのですが、こちらの要望に対する柔軟性が全然違いましたので。

とはいえ、さすがにSkypeはオープンすぎたので、今は当社のYammerのアカウントを提供し、iPhoneで距離感を感じずに密に連携しています。オフショアを活用しているのはもちろん海外展開を考えてのことですが、よく言われるコスト削減が目標ではなく、当社の場合はあくまでこれから複数の国々に海外展開するときのスピードを重視してのオフショア、そしてベンダーの選択でした。

※yammer、backlog、Hangoutsを使い分けながら業務を進める

※yammer、backlog、Hangoutsを使い分けながら業務を進める

–利用しているツールについて具体的に教えてもらえますか?

外部パートナーと共有して使うツールは非常に重要視しています。わかりやすく言えば、「外出し・外管理」から、「自社ツールで見える化・自社管理」に変えていきました。主に使っているのは次のようなものです。

メール、ファイル共有:Google Apps for work
オンライン会議   :Hangouts
情報連絡      : yammer
画像作成共有    :Cacoo(描画・共有ツール)
プロジェクト管理  :backlog

当社では、数多くのシステムが稼働しており、社内の開発チームも増えてきて、チーム間のナレッジ共有、特に業務フローやインフラ構成のチーム間共有が課題として浮き彫りになっていました。このあたりがうまくいかないと結局はスピード感が落ちるので対応が必要でした。

まずYammerですが、もう手放せません。外部ベンダーも含む迅速なコミュニケーションツールとしてはメールには戻れないですね。ゼネラルプロジェクトマネージャー(GPM)の立場として、プロジェクトのクリティカルフェーズをいち早くキャッチしやすいですし、外部パートナーとの連携もメールとは違い、距離感が非常に近い感じです。ベトナムの開発チームとのやりとりでも、ベトナム側スタッフが日本語に堪能なので国内ベンダーと同じ感覚で使えています。海外に展開する前の段階から、業務も多様化・複雑化しており、システム間の連携も多くなっていました。開発チーム毎に別々に業務フローを書いていたいのですが、さすがに限界がきたため、まずはCacooで業務フローを書くことを共通化しました。クラウドサービスなので、社内、社外のメンバーも共通して同じツールで共有できます。

次に、海外展開するにあたりインフラもAWS(Amazon Web Service)に移行を決めていました。ワールドワイドでどの地域にも短時間でシステムをデプロイできるためです。AWSではサーバやネットワーク機能の公式アイコンがあるので、CacooでAWSの公式アイコンを利用しすべての構成図を書くことにしました。誰が書いても同じように書けますし、共有も簡単です。またCacooはベトナムのスタッフとの様々なコミュニケーションに利用しています。文字で伝えるよりも絵で伝えたほうが正確に早く伝わることもありますので。

プロジェクト管理については、最初はreadmineを使い始めていたのですが、redmineのUIになじめず、逆にbacklogのほうがわかりやすかったのでbacklogに統一しました。また、今までは進捗会議のあとに若手がExcelで資料化してチームに共有していましたが、ファイル共有の形式なのであとから確認することをあまりせず、一過性のもので終わってしまい、結局、見える化・共有化ができませんでした。しかし、クラウドサービスのBacklogを使うことで、いつでも、どこからでも、しかも外部ベンダーとの情報共有化もでき、格段にスピードアップが出来ています。

今後の課題は、ツールが増えたのでシングルサインオンが実現できれば便利ですが、認証プロトコルが違うのでちょっと難しいですね。でもメリットは大きいので今後も積極的に使っていく予定です。IDOM様とのプロジェクトを機に、コウェルではbacklogのベトナム語化を提供元のヌーラボ様と共同で進め、今ではベトナムのスタッフはベトナム語のbacklogを利用しています(コウェルのスタッフ談)。

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