グローバルITソリューション企業である株式会社コウェル(本社:東京都品川区、代表取締役社長:廣瀬倫理、以下当社)の子会社、有限会社コウェル アジア(本社:ベトナム・ハノイ市、社長:グエン・カウ・クオン)は、2018年6月25日より、ベトナム・郵政電信工芸学院(Institute of Posts and Telecommunications Technology、以下PTIT)において、日本語対応可能なソフトウェアのテスト専門エンジニアを育成するための寄付講座を開設しました。初年度はIT学部、通信学部から45名が参加し、90%が女性となります。
本事業は、ASEAN域内での日系企業の優秀な人材確保を目的とした日アセアン経済産業協力委員会(AMEICC)/一般財団法人海外産業人材育成協会(AOTS)による「平成27年度補正予算拠出金事業における大学寄付講座事業」に採択されました。
■講座提供の背景と目的
ベトナムでは、ソフトウェアのテストエンジニアは、女性比率が高く、文系学部で日本語を履修した学生がキャリアアップの過程でテスト技術を学び就業する傾向があります。
ベトナムの大学では、ソフトウェア開発や開発言語に関しては、大学のカリキュラムに組み込まれているものの、開発者とは異なる専門スキルが必要となるソフトウェアテスト技術を体系的に学習できるカリキュラムや講座はありません。又、テストエンジニアとは、システム開発における様々なテストを行い不具合を発見するエンジニアのことで、製品の品質を守ることにおいて重要な役割を担っている重要な仕事ですが、学生には認知度が低いのが現状です。女性の社会進出や日本語を理解し、日本企業においてIT開発ができる外国人の需要が年々高まっている中、即戦力となる日本語IT人材を育成するとともに、企業へのインターンシップやジョブフェア等を通じて、国内のIT企業や現地日系IT企業への就職を促進させることを目的としています。
■コウェル アジアの取り組み
コウェル アジアでは、優秀な人材の育成と採用、社員教育を目指し、同社が拠点を置くベトナムのハノイ、ダナンにおいて、大学、専門学校等をはじめとした教育機関と様々な連携を行っています。これまでは、PHPやJAVA等の開発言語中心の寄付講座を提供していましたが、今回初めて日本語対応可能なテストエンジニアを養成する寄付講座をPTITに開設します。PTITは、ハノイとホーチミンにキャンパスをもつ学生数1万名を超える規模の国立大学で、講座を提供するハノイ・キャンパスは理系学部における女性比率が高いのが特徴です。今回の取り組みにより、学生へのソフトウェア・テストエンジニアの知名度を向上させ、日本語での対話可能なテストエンジニアの育成を目指します。
【調印式の様子】
【募集説明会の様子】
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