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基幹システムとは?特徴と導入する4つのメリットや外注すべきケースを解説


目次[非表示]

  1. 1.基幹システムとは
  2. 2.基幹システムの特徴
    1. 2.1.基幹システムと業務システムの違い
    2. 2.2.基幹システムと情報系システムの違い
    3. 2.3.基幹システムとERPの違い
  3. 3.基幹システムに備わる代表的な機能
    1. 3.1.販売管理機能
    2. 3.2.在庫管理機能
    3. 3.3.購買管理機能
  4. 4.基幹システムを導入する4つのメリット
    1. 4.1.①業務の効率化につながる
    2. 4.2.②業務の標準化につながる
    3. 4.3.③経営情報の可視化につながる
    4. 4.4.④データベースの統合管理を行える
  5. 5.基幹システムのクラウド化に注目が集まる背景
    1. 5.1.オンプレミスと比べてコストの抑制効果が見込まれる
    2. 5.2.テレワーク、働き方改革の推進につながる
    3. 5.3.セキュリティを強固にできる
    4. 5.4.最新で使いやすい機能が利用できる
    5. 5.5.BCP対策を講じられる
  6. 6.基幹システムの製品タイプとかかる費用
  7. 7.基幹システムの開発を効率的に進めるポイント
  8. 8.まとめ

基幹システムとは

基幹システム(mission-critical system)とは、生産や販売といった企業がビジネスを進めていく際に根幹となる業務を、コンピューターで管理するシステムのことです。基幹システムの機能は基幹業務の種類だけ存在し、基幹システムを構築・導入すれば業務効率化が期待できます。


基幹システムイメージ

基幹システムの特徴

基幹系システムは企業の根幹を担う業務に関係しており、何らかの理由で使用できなくなれば経営に大きな影響を及ぼすおそれがあります。そのため、他のシステムよりもさらに堅固なセキュリティ管理が必要不可欠です。


ここからは、基幹システムとその他の主要なシステムとの違いを解説します。


基幹システムと業務システムの違い

業務システムとは、特定の部門における特定の作業を効率化させるシステムのことです。


基幹システムも業務に携わっているため、広義には業務システムに該当します。しかし、あえて言い分ける場合は、下記のような項目で区別します。


  • そのシステムが停止した場合に、企業の機能面への影響があるかどうか
  • 業務に致命的な影響があるかどうかなど


一般的には、そのシステムが停止した場合にも企業の機能面への影響がなかったり、業務に致命的な影響がなかったりするシステムを業務システムと呼びます。


基幹システムと情報系システムの違い

情報系システムとは、社内外のコミュニケーションや事務処理の効率化・意思決定支援などに活用されるシステムのことです。情報系システムでは、基幹系システムとは違い、それが止まったとしても業務を進められるものが多いです。例えば、文書管理システム、メールソフト、グループウェア、スケジュール管理ツール、社内SNS(ビジネスチャット)、営業支援システム(SFA)、顧客管理システム(CRM)などが情報系システムになります。


情報システムと基幹システムの違い

基幹システムと情報システム比較表

基幹システムとERPの違い

ERP(Enterprise Resource Planning:統合基幹業務システム)とは、基幹業務を一元管理し適切な経営判断ができる統合システムのことです。元は経営を効率化する概念で、資源利用を最適化するためのマネジメント手法であるMRP(Material Resource Planning:資材所要計画)から派生した言葉であり、基幹システムのひとつです。その概念や手法を具現化したものがここでいうITシステムとしてのERPです。


一般的に基幹システムは業務ごとに独立しており、異なる部署とデータをやりとりする際は、システム間の連携が必要です。これに対してERPは、各機能間の情報をつなげることで、経営に関わる社内の情報を可視化・分析でき、企業にあるデータを統合データベースで一元的に管理できます。


ERPを使うと、異なる業務間でデータをやりとりする手間がなくなります。リアルタイムで企業の経営状況が確認できるため、最適な経営判断を迅速に下せます。

ERP導入イメージ


基幹システムに備わる代表的な機能

本章では、基幹システムに備わっている代表的な機能として3つをピックアップし、それぞれ順番に紹介します(システムの種類により搭載されている機能は異なります)。


販売管理機能

販売管理機能は、見積・受注・売上・請求のフローを管理する機能です。さらに以下のような機能に細分化されます。


分類
主な機能
見積管理
自社で発行する見積や受け取った見積書に関して、その情報や業務フローなどを管理する機能
受注管理

注文が入った際に、商品やサービスの受注情報を入力・登録する機能

売上管理
売上や売掛の管理を行う機能。売上分析ができるシステムもある
請求・債権管理
納品後は請求書の発行や発生した債権の回収管理を行う機能


在庫管理機能

在庫管理機能には、商品の出荷や在庫状況を確認する機能があります。さらに以下のような機能に細分化されます。


分類
主な機能
出荷管理
受注データにもとづいて正確に商品を出荷するための機能
入荷管理
材料の入荷予定を把握したり、実際の入荷数を把握したりする機能
棚卸
棚卸の管理や登録をする機能

購買管理機能

購買管理機能は、商品を販売するための原材料や部品の仕入れ、支払いといった購買業務を管理する機能です。さらに以下のような機能に細分化されます。


分類
主な機能
出荷管理
受注データにもとづいて正確に商品を出荷するための機能
入荷管理
仕入れた材料の入荷予定を把握したり、実際の入荷数を把握したりする機能
棚卸
棚卸の管理や登録をする機能


基幹システムを導入する4つのメリット

ここまでの解説で基本的な知識を把握したところで、本章では基幹システムを導入するメリットとして代表的な4つの内容を取り上げます。


①業務の効率化につながる

基幹システムの導入は、大幅な業務効率化につながります。また、作業における人的ミスがなくなり正確性を確保できるため、製品の品質向上も期待できます。


②業務の標準化につながる

基幹システムの導入によって、業務の手順やデータ入力・管理の方法が統一されると、業務の標準化につながります。これにより、作業の無駄やムラがなくなるだけでなく、業務に関するノウハウ・知見の属人化も防ぐことが可能です。


③経営情報の可視化につながる

基幹システムを活用すれば、経営を進めるうえで必要となる情報を可視化できます。例えば、経営層が全社の売上や債務状況を閲覧したり、マネージャ層や現場が在庫状況を把握したりできるようになります。


新しい情報を瞬時に得られるようになるため、スピーディーな経営判断につなげることが可能です。


④データベースの統合管理を行える

総合型の基幹システムを活用すると、経営に関する情報を一元的に管理できます。一連の業務が連動していると、経営課題を見つけやすくなります。どこで問題が発生しているのか、どういった影響が及んでいるのか一目で確認できるようになるため、スムーズに問題に対処できます。


基幹システムのクラウド化に注目が集まる背景

近年、クラウドサービスを通じて基幹システムを利用する企業が新規事業にありますが、その主な背景として以下の4つが挙げられます。


オンプレミスと比べてコストの抑制効果が見込まれる

クラウドサービスの利用料金は従量制で、サービスを利用する分だけ支払います。ここには、サーバーなどのハードウエアや、アプリケーションの利用に必要なライセンスおよびアップデートのための料金も含まれています。そのため、オンプレミスでハードウエアごと導入する場合と比べ、導入・運用のコストを抑制できます。


テレワーク、働き方改革の推進につながる

クラウドサービスは通信環境さえあればいつでもどこでもアクセスできるため、テレワークからもスムーズに利用可能です。この特徴は働き方改革の推進にもつながっています。


セキュリティを強固にできる

クラウドサービスとして提供される基幹システムは、クラウドサービス側で強固なセキュリティを設定するのが一般的です。そのため、社員のセキュリティ教育を十分に実施しておけば、プログラマーやエンジニアなど運用担当者のレベルに依存することなく、一定のセキュリティを確保できます。


これに対して、オンプレミスの場合、セキュリティ対策の構築から管理・更新までをすべて自社の責任で実施しなければなりません。そのため、システムを安全に保つうえで専門的な知識やスキルが要求され、運用担当者に大きな負担がかかりやすいです。


最新で使いやすい機能が利用できる

現在、クラウドサービスは多くの企業で使用されており、使いやすいシステムが多く提供されています。アプリケーションが更新されれば、ユーザーに対して新しいバージョンが自動的に提供されるため、新機能も利用しやすいです。


BCP対策を講じられる

BCPは、「Business Continuity Plan」の略で、事業継続計画とも訳され、災害やテロなどによりシステム障害が発生した緊急時でも事業が継続できる施策や計画のことを指します。クラウドサービスを利用すれば、システムやデータは社外にあるクラウドサービスのデータセンターに保存されます。そのため、社内で事故が発生したり、災害が発生したりしても、システムやデータが破損することはありません。このように、BCP対策を講じるうえでも、クラウドサービスの利用は効果的です。


基幹システムの製品タイプとかかる費用

基幹システムの利用にかかる費用を製品タイプごとに下表にまとめました。


製品タイプ
費用
特徴
オンプレミス型

初期費用:1,000万円~

月額費用:

数万円~

機能をカスタマイズでき、独自業務での使用に向いている。

クラウド型に比べて初期費用が大きい。

クラウド型

初期費用:

0円~

月額費用:

1万円~

サーバーの購入が不要で、初期費用を抑えてすぐにシステムを使用できる。

機能をカスタマイズできない製品が多く、システムに慣れるまでに多くの時間がかかりやすい。



基幹システムの開発を効率的に進めるポイント

基幹システムを開発する手法には、内製と外注の2種類が存在します。それぞれの主な特徴を下表にまとめました。


手法
メリット
デメリット
内製

自社の都合で開発をコントロールできる。開発状況を細部まで確認できる。

単価の高いSEを自社に囲い込んでしまい、無駄なコストを発生させやすい。SEを社内に揃えることが難しい。

外注

自社でリソースを抱え込まずに済む。

開発中のトラブルやシステムの不具合などについて、基本的に自社で責任を負わずに済む。

内製よりも多くの費用がかかる。

プロジェクトを主体的にコントロールできず、開発状況を細部まで確認できない。


内製と外注それぞれのメリット・デメリットを把握したうえで、自社にとって適した手法を選ぶことが大切です。


まとめ

基幹システムとは、企業がビジネスを進めていく際の根幹となる業務を、コンピューターで管理するシステムのことです。


業務の効率化・標準化や経営情報の可視化につながるほか、データベースの統合管理を行えて問題をスムーズに対処できる点もメリットです。クラウドサービスを利用すれば、コストの抑制効果やセキュリティ強化なども期待できます。


製品タイプとかかる費用などを十分に理解したうえで、自社に適した基幹システムの導入方法を検討してください。



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