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初めてのオフショア開発利用前に知っておきたいコト


目次[非表示]

  1. 1.初めてオフショア開発委託会社を利用するときに知っておきたい情報
    1. 1.1.日本と異なる文化&習慣を考慮
    2. 1.2.ブリッジエンジニア(ブリッジSE)の重要性
    3. 1.3.得意分野を活かしてもらえる会社を選ぶ
  2. 2.オフショア開発の国別のコスト相場
    1. 2.1.オフショア開発の歴史の長い中国やインド
    2. 2.2.コストを抑えつつ優秀な人材を確保できるベトナム
    3. 2.3.中国・インド・ベトナム以外の国々について
  3. 3.オフショア開発導入までの手順
    1. 3.1.導入のためには大まかな流れは知っておく
    2. 3.2.オフショア開発の活用別のできること・できないこと
    3. 3.3.日本企業とオフショア開発の相性は抜群!

初めてオフショア開発委託会社を利用するときに知っておきたい情報

コストを抑えてシステム開発を行う方法にオフショア開発がありますが、賃金が安い海外の会社に開発を委託する方法で、日本国内で依頼するよりも人件費が安い分、費用を抑えられることが特徴です。初めての方は不安を感じるかもしれませんが、オフショア開発についての基礎知識をあらかじめ得ておけば、失敗を避けることができるでしょう。


日本と異なる文化&習慣を考慮

オフショア開発は海外の会社に依頼をすることになるため、多くの場合は委託先の従業員は外国人になります。よって、日本で仕事を依頼するのとは異なった感覚を持っている可能性を考慮しておくべきです。

たとえば、日本人であれば仕事の納期に間に合わせることは当たり前の文化ですが、外国の場合は時間にルーズである可能性もあります。初めて依頼する会社の場合は余裕を持って納期を設定するのがおすすめです。
これらの点は利用前にその委託会社がどうなのかは判断しづらいものですが、口コミや過去の実績などを参考にすれば初めてでも失敗しない委託先を選ぶことができます。文化や商習慣の違いでのリスクを下げるなら、日本人エンジニアが在籍している会社がおすすめです。現地の優秀なスタッフの能力と人件費の安さを活かせるのと同時に、日本人のきめ細やかさも兼ね備えており、バランスがよいサービスを期待できます。

実績豊富な会社の中には、現地と日本の両方に拠点を持っているところがあります。この場合、何かあったときの対応を日本で受けることも可能です。日本の拠点を持つ会社では料金の面では最安値とはいかないかもしれませんが、安さと質のバランスが保たれているので選ぶ価値はあります。


ブリッジエンジニア(ブリッジSE)の重要性

オフショア開発で現地の会社に仕事を依頼した場合、現地の会社は現地の言語で仕事を進めていくため、依頼側が現地の言葉を理解していないと意思疎通に困難をきたすことがあります。そこで、ブリッジSEという存在が間に入って、良好な関係を築けるようにサポートしていきます。

ブリッジSEと呼ばれる存在は、技術的な知識に加え、他国語の素養もあり、技術と言語、文化的な理解の面から依頼者側の希望をきちんと伝えるだけなく現地からの応答も担うため、その結果オフショア開発が成功しやすくなります。経験豊かな会社であれば優秀なブリッジSEが在籍していることが多く、中には日本語での会話はもちろん、日本での就労経験を持つエンジニアが在籍している会社もあります。依頼を行う際に注目すべきポイントです。また橋渡し役が優秀であればあるほど、日本の会社に依頼するのとほとんど同じ環境で依頼ができるので、文化の違いによる納期の遅れなどは起こりにくくなります。

ブリッジSEはスタッフや仕事の進行管理なども行っており、仕事全般を円滑に進めてくれます。いかに仕事を受ける側の人材が開発能力に優れていたとしても、コミュニケーションがうまくいかなければそれを最大限に引き出すことができません。初めて仕事を依頼する場合は、特にブリッジS Eの存在が重要となります。


得意分野を活かしてもらえる会社を選ぶ

オフショア開発でシステム構築を依頼するとしても、どんなジャンルの開発を依頼するのかはそれぞれです。越境E Cサイトを依頼することもあれば、業務用の管理システムの構築を依頼する場合もあります。当然ですが、それぞれの会社には得意とする分野があるため、依頼するのであれば経験豊かな信頼できる会社に依頼した方が安心です。

各企業が何を得意としているかは、オフショア開発を受託している会社のホームページで確認、あるいはオフショア会社との打ち合わせや、セミナーに参加することで判断をすることが可能です。

さらに、オフショア開発の実績も充分であることも重要な要素になります。海外には優秀な会社が多くありますが、優秀な会社の全てがオフショア開発の経験が豊富とは限りません。日本との橋渡しをしてくれるブリッジS Eの存在も同様です。依頼通りに仕事を進められるだけの連携が取れるのかということが肝となります。失敗を最小限にするなら受注の経験が豊富であることも考慮する要素の一つとなるでしょう。

いくら開発コストを抑えられても、出来上がったシステムが充分でない場合や、納期遅れなどが生じてしまえば意味がありません。したがって、依頼先を検討する場合はしっかり比較をして、依頼内容にきちんと応えてくれるオフショア開発企業を選ぶようにしましょう。


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オフショア開発の国別のコスト相場

オフショア開発を検討するにあたって初期段階で決定しなければいけないのが委託先となる国です。近年は中国やインド、ベトナムなど以前から人気のある国々以外にもフィリピンやインドネシアなどの国々を委託先に選択する企業も増えています。国別のコスト相場はどの程度なのでしょうか。


オフショア開発の歴史の長い中国やインド

オフショア開発の委託先となる国は様々ですが、中でもIT大国として以前から人気を集めていたのが中国とインドです。中国は、人的資源が豊富で優秀なエンジニアが数多く存在するため、世界的に見てもオフショア開発の委託先としてトップに君臨し続けています。

日本から見れば、時差が1時間しかないため、日本での業務時間外にトラブルが発生する可能性が少なく、一方で、近年は人件費が高騰しており、オフショア開発における人月単価の相場は35~40万円ほどとなっています。

中国と同じく人材の宝庫であるインドは、ITの技術レベルが高く、IT人材は日本の4倍以上いるとされています。公用語はヒンディー語ですが、英語が準公用語となっているため、コミュニケーション面でのトラブルのリスクが少ないというメリットがあります。しかし、日本に比べて電力インフラの整備が遅れており、停電や送電ロスといったトラブルが発生する可能性があることは念頭に置いておく必要があります。また、中国同様に人件費は高騰しており、人月単価は30〜40万円ほどとなっています。


コストを抑えつつ優秀な人材を確保できるベトナム

中国やインドで人件費が高騰していることを受けて、近年急速に注目を集めているのがベトナムです。システム開発の歴史の長さでいえば中国やインドより短いですが、国策としてIT分野の人材育成に取り組んでおり、近年は優秀なエンジニアの数が急増しています。

また、東南アジアの中でも勤勉な国民性と、親日国であるといった理由から、委託先の国を中国やインドからベトナムに切り替える企業が増加しています。さらに、日本語教育を行っている大学もあり、他の諸外国と比べて日本語を話せるエンジニアの数が多いのも魅力のひとつです。オフショア開発における人月単価の平均は30~35万円ですが、ダナンなどの都市では多少安くなる傾向があります。


中国・インド・ベトナム以外の国々について

近年はフィリピンやマレーシア、インドネシア、タイなどの東南アジア諸国を委託先として選ぶ企業も徐々に増えています。

フィリピンは、公用語が英語であることから早くから欧米企業から選ばれてきた国で、親日国であることも特徴です。人月単価の相場は25~30万円ほどとなっていますが、ベトナムと比べるとインフラ面や開発スキルはこれからかもしれません。

世界第4位の人口を誇るインドネシアは、中国やインドよりも人件費が安く、人月単価は32万円前後とされています。ただし、インドネシアは英語の普及率が低いためコミュニケーションが取りにくいことや、国民の9割がイスラム教徒であるため異文化への理解が求められるといったことを頭に入れておかなければなりません。

タイは、人件費が安いことや親日国であることで知られていますが、人月単価は32~37万円ほどとされています。注意点としては、デモやクーデターなどが起こることが多く、政治的に不安定であることが挙げられます。

ミャンマーは、まだ発展途上といえる国ですが、親日国であり、人件費が安いのが最大の魅力で、人月単価の相場は18~20万円ほどです。一方インフラ設備が未発達なため、余裕を持ったスケジュールを組んだり、自家発電機を常備したりするなどの対策が必要かもしれません。



オフショア開発導入までの手順

オフショア開発は海外の事業者や子会社に業務を委託及び発注することをいい、業務の分業に活用されています。顧客に対する営業や納品、設計などは本国で行い、テストや実装は海外でといった様な活用が多くされています。企業に大きなメリットもあるオフショアですが、活用していくにはどのような流れや手順が必要なのでしょうか。


導入のためには大まかな流れは知っておく

オフショア開発にはまず大まかな流れを理解しておく必要があります。短期・小規模の案件では逆にコスト面ではそこまでメリットが得られない場合もありますので、方向性や目的を明確にしておくことは重要になります。

下図を参考に導入までの大まかな流れを掴んでおきましょう。

オフショア開発の流れと手順

ここでのポイントは、開発国は基本的に日本よりもコストの低い国を選ぶことになりますが、コストばかりに目がいきすぎるのは危険です。その国によって文化や習慣、価値観は異なるため、技術レベルはあっても風土や国民性として時間にルーズであり納品期限を超えるなんてことも・・・。コストは安いが質が低いこともあり得るため、仮に少し人件費が高くても、日本国内への製品開発が進んでいる実績がある国だとノウハウも熟知しているので結果として円滑に物事が進みます。

その他にも多くの場合、言語も現地のもので仕様書も翻訳する必要があります。開発後も終わりではなく、しっかり自社で製品を検証することが重要になります。仕様書通りなのか検証するまで気は抜けません。


オフショア開発の活用別のできること・できないこと

オフショア開発の活用は、受託開発とラボ型開発が一般的です。

それぞれの特徴やポイントは下図の通りですが、コミュニケーションは発注者とブリッジSEやコミュニケーターの間で行われます。

受託開発は原則として発注者からの仕様書に沿って業務指示や開発が行われます。納品物への対価を支払うスタイルのため、コミュニケーションは確認がメインとなります。

一方、ラボ型開発の場合は発注者がブリッジSEを介して現地開発チームと相談や確認、提案など密に相互コミュニケーションをとりプロジェクト開発を進めていきます。


ラボ型・受託開発できることできないこと


日本企業とオフショア開発の相性は抜群!

オフショア開発することで、日本の企業には大きなメリットが2つありますが、その先に貴社ビジネスの好転をも期待できます。

1つはどの企業でも頭を悩ましているコスト削減です。企業経営において最も費用が掛かるものといえば人件費でしょう。人件費は下げればよいという単純な話ではなく、仮に下げてしまえば人材を留めることも入れることも難しくなります。ではこの部分のコストを下げる方法はないのかといえばそうではありません。日本国内の賃金と海外の賃金は異なり、日本で実現できない削減を海外の人材を活かすことで人件費削減をすることができます。

2つ目は本国で人材不足である部門の解消です。代表的なのがIT部門であり、今や世界はIT社会になっています。企業によって求めている分野や人材のスキルは異なりますが、人材が不足している分野に安く豊富にいる海外の国に委託することで、コスト削減と人材不足解消を同時に補うことができます。

しかしそれら以上に、人材確保の先にある、ノウハウの蓄積や、自社社員をコアビジネス、新規ビジネスに注力させ、機会損失を回避できることも大きなメリットといえるでしょう。


最後に・・・

オフショア開発は日本のIT人材不足を解決するための一つの有力な手段です。オフショア開発企業も年々開発レベルやコミュニケーションレベルが上がり導入の敷居も低くなってきました。一方で「はじめてオフショア開発」を検討している企業様にはいくつかの不安があると思います。

「日本語でコミュニケーションできるのか」

「ただでさえ忙しいのに外国人と仕事をすることで負荷が上がるのでは」

「オフショア開発はよく失敗すると聞くよ」


当社では、ドキュメントは日本語で発注者様の負担を極力減らしながら明確に要件を理解するよう努める他、さらに開発をスタートさせる前に「キックオフ会議」を実施しています。プロジェクトのキックオフ会議で実際のチームメンバーと顔合わせを行ない、プロジェクトの目的や目指す方向の共有やチームの士気を高めることに役立てています。

長年のオフショア開発のノウハウをお伝えする、現場エンジニアが登壇する当社主催の各種セミナーも行っております、お時間のある時にぜひご参加ください。

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開発リソース<オフショアだから確保できる、国内外の優秀なリソースの確保

品質担保<日本人P M参画とソフトウェアテストに関する最上位資格を取得

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