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SoR、SoE、SoIを活用した業務効率化とDX推進とは?


目次[非表示]

  1. 1.SoR、SoE、SoIの基本概念とDXへの貢献
    1. 1.1.SoR、SoE、SoIそれぞれの定義と特徴
    2. 1.2.DX(デジタルトランスフォーメーション)との関係性
  2. 2.データ管理とSoR、SoE、SoI
    1. 2.1.データの一元管理と各システムの役割
    2. 2.2.顧客データを中心にした業務効率化
  3. 3.SoR、SoE、SoIの違いと選定基準
    1. 3.1.システム選定時のポイントと注意事項
  4. 4.業務効率化とリソース管理
    1. 4.1.業務の棚卸しとシステム導入のタイミング
    2. 4.2.社内リソースとドキュメント管理の最適化
  5. 5.外部委託とSoR、SoE、SoI
    1. 5.1.外部にアウトソースする際の注意点
    2. 5.2.モジュール単位での外部委託のメリットとデメリット
  6. 6.まとめ 効率的なSoR、SoE、SoIの進め方

業務効率化とデジタルトランスフォーメーション(DX)は現代ビジネスにおいて避けて通れないテーマです。この記事では、SoR(System of Record)、SoE(System of Engagement)、SoI(System of Insight)といった各種システムを活用し、業務効率化とDXを同時に推進する方法について解説します。データ管理からシステム選定、外部委託に至るまで、総合的な視点でのノウハウをご紹介します。特に成長している中小企業や多機能サービスを提供する企業にとって、参考になる内容となっています。


SoR、SoE、SoIの基本概念とDXへの貢献

SoR、SoE、SoIの基本的な概念と、それらがデジタルトランスフォーメーション(DX)にどのように貢献するのかを解説します。各システムの定義と特徴、そしてDXとの密接な関係性についても詳しく見ていきます。


SoR、SoE、SoIそれぞれの定義と特徴

SoR、SoE、SoIはそれぞれ企業の基幹業務、顧客エンゲージメント、データ分析に特化したITシステムです。
 
SoRは信頼性の高いビジネスデータの管理に用いられ、SoEは顧客とのデジタルな関係性を強化します。一方で、SoIは蓄積されたデータを分析し、ビジネス戦略に反映させる役割を果たします。これらのシステムは、企業がDXを成功させるために不可欠です。


DX(デジタルトランスフォーメーション)との関係性

デジタルトランスフォーメーション(DX)の進行に伴い、SoR、SoE、SoIの各システムが企業にとってますます重要になっています。

これらのシステムは単独で機能するだけでなく、相互に連携してより高い効果を発揮します。特に、クラウドサービスの活用や新しいアーキテクチャの導入によって、SoEとSoIの開発と運用が効率化されます。
 
昨今のDX時代には、これらのシステムを適切に組み合わせ、バランスよく活用する戦略によって、ビジネス価値を最大化し、企業の競争力を高めることが可能になります。


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データ管理とSoR、SoE、SoI

続いてデータ管理の観点からSoR、SoE、SoIの重要性を探りましょう。データの一元管理と各システムが果たす役割、顧客データを中心とした業務効率化の方法について詳しく説明します。


データの一元管理と各システムの役割

一元管理は、企業が所有するデータや情報を一箇所で統合し、効率的に管理する手法です。このアプローチには多くのメリットがあります。例えば、データの整合性を確保し、重複を排除できるだけでなく、情報共有が容易になり、データ分析のための基盤も整います。さらに、コスト削減の面でも有利です。
 
ただし、一元管理には欠点もあります。導入には初期コストがかかり、セキュリティリスクも一箇所に集中します。
 
この一元管理のデータは、企業のITシステム、特にSoR、SoE、SoIで活用されます。
 
SoRは基幹業務システムであり、ERPやCRMなどでデータを正確に記録し共有する役割を果たします。SoEはコミュニケーションツールなどを含む業務システムで、ユーザーエンゲージメントを高める目的があります。SoIはデータ分析を行い、SoRやSoEから得られたデータを基に洞察を得る役割を担います。

これらのシステムが一元管理されたデータを効果的に活用することで、業務効率と意思決定の質が向上します。それぞれのシステムが持つ特性と機能を理解し、適切に組み合わせることが企業にとって重要です。



顧客データを中心にした業務効率化

SoR、SoE、SoIはそれぞれ異なる目的で業務効率化に貢献するITシステムですが、SoRはデータ管理に、SoEは顧客エンゲージメントに、SoIはデータ分析に特化しています。
 
これらは連携し、例えばSoEで集めたデータはSoRで保存され、SoIで分析されます。この連携により、顧客理解が深まり、業務の質が向上します。主なツールとしてCRMやERPがあり、これらを活用することで業務がさらに効率化されます。


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SoR、SoE、SoIの違いと選定基準

SoR、SoE、SoIの各システムの違いと、それぞれが業務にどのように適用されるのかをまとめました。また、システムを選定する際の重要なポイントと注意事項についても詳しく説明します。


システム選定時のポイントと注意事項



選定基準

注意事項

SoR

  • データとプロセスの整合性
  • データ移行の容易さ
  • 既存システムとの連携性
  • 移行コスト

SoE

  •  顧客体験
  • ユーザビリティ
  • セキュリティ
  • クラウドサービスの場合は可用性と拡張性

SoI

  • 分析機能の精度
  • 学習アルゴリズムの性能
  • データソースの種類と量
  • 分析結果の活用方法

全般

  • ベンダーの信頼性
  • 提案内容の妥当性
  • コスト評価
  • システム間の連携性と拡張性
  • 中長期的な評価


システム選定においては、SoR、SoE、SoIの三つの観点が重要です。
 
SoRは正確性と安定性が求められるシステムです。選定時には、既存システムとの連携や移行の手間も考慮する必要があります。
 
SoEは顧客とのつながりを強化するシステムで、その効果はSoRと連携して初めて最大化されます。選定基準には、SoRとの連携性や顧客エンゲージメントの度合いが含まれます。
 
SoIはデータ分析に特化し、SoEとSoRの連携が必要です。選定基準には、データ分析能力と他のシステムとの連携性が考慮されます。
 
これらの観点を踏まえ、適切なベンダー選定と評価基準の設定が不可欠です。RFIやRFPの記載も重要で、失敗を避けるためにはしっかりとした準備が必要です。


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業務効率化とリソース管理

ここでは、業務効率化とリソース管理の重要性に焦点を当てます。業務の棚卸しとシステム導入の最適なタイミング、社内リソースとドキュメント管理の効率的な方法について詳しく解説します。


業務の棚卸しとシステム導入のタイミング

業務の棚卸しとシステム導入のタイミングについて、以下の点を参考に解説します。
 
業務の棚卸しの目的

  • 現状の業務内容を明確化し、業務フローや問題点を洗い出すこと
  • 業務効率化や改善点を発見すること
  • システム導入の要否判断や導入後の効果測定の基準を得ること

 
などが主な目的です。
 
業務の棚卸しとシステム導入の関係

  • 業務の棚卸しにより業務内容が明確になるため、システム導入の要否判断がしやすくなる
  • 業務の無駄や非効率な部分が発見でき、システム導入によって解決できる部分が見えてくる
  • システム導入前後で業務の棚卸しを行うことで、導入効果を定量的に測定できる

 
など、業務の棚卸しはシステム導入を成功に導く重要なステップとなります。
 
システム導入のタイミング

  • 業務の棚卸しで改善点が明確になった時点
  • 業容拡大等で業務処理能力の限界を感じている時点
  • 競合他社のシステム導入で自社の業務プロセスが劣後し始めた時点

 
など、業務の課題意識が高まったタイミングがシステム導入の好機となります。
 
以上を踏まえ、業務の棚卸しとシステム導入を戦略的に連動させることで、業務改善効果を最大化できます。


社内リソースとドキュメント管理の最適化

社内リソースとドキュメント管理の効率化について解説します。


社内リソースの効率的な管理
社内リソースには人材、物資、財務、時間、情報などがあり、これらを適切に活用することで業績向上が期待できます。具体的な手法としては、ストレスマネジメントで作業者の心身を保ち、スキルマネジメントで必要な能力を育成します。また、パフォーマンスを評価しフィードバックを提供し、人材を最適な位置に配置します。


ドキュメント管理の効果的な手法
ドキュメント管理は、情報の整理とアクセスをスムーズにするための重要なプロセスです。具体的な方法としては、ドキュメントの作成ルールを明確にし、データをビジネス目的に応じて分類します。さらに、文書をデジタル化してリスクを減らし、ナレッジベースを作成して情報を共有します。
 
以上の手法を採用することで、社内リソースとドキュメント管理を効率化し、組織全体の生産性を高めることが可能です。


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外部委託とSoR、SoE、SoI

ここでは、外部委託とSoR、SoE、SoIの関連性について考察します。外部にアウトソースする際の注意点や、モジュール単位での外部委託のメリットとデメリットについて詳細に解説します。特に、リソースが限られている企業にとって注目したいポイントです。


外部にアウトソースする際の注意点

目的とニーズに応じて、SoR、SoE、SoIを組み合わせて活用することで、全体の効率化が可能ですが、コストや運用負荷も考慮し、段階的なシステム構築が推奨されます。
各システムの特性とニーズを照らし合わせて選定することが重要で、特に、セキュリティとコスト面での配慮が必要となります


外部にアウトソースする際のチェックポイント


特徴

適用例

必要な要素

その他の考慮点

SoR

正確なデータ記録

会計、人事

信頼性、安定性


SoE

顧客とのつながり

CRM、SNS、EC、アプリなど

変化への対応力

セキュリティ、法令遵守

SoI

データ分析と洞察

BIツール、DMP、AIなど

分析機能

セキュリティ、法令遵守



モジュール単位での外部委託のメリットとデメリット

最後にモジュール単位でSoR、SoE、SoIを外部委託する際のメリットとデメリットについて、解説します。
 
メリット

  • コスト削減:自社で開発・保守するよりも外部委託がコスト効率的な場合がある。
  • 開発スピードの向上:外部委託先の開発リソースを活用できるため、開発期間を短縮できる。
  • 専門性の活用:外部委託先はその分野の専門知識・経験を有しているため、品質の高い開発が期待できる。

デメリット 

  • 要件定義の難しさ:外部委託先に業務要件を正確に伝えることが難しく、要件漏れが発生するリスクがある。
  • システム全体の最適化が困難:モジュールごとの最適化に留まり、システム全体としての最適化が難しくなる可能性がある。
  • セキュリティリスクの増大:外部委託先への情報資産の開示に伴うリスクが生じる。

 
SoR、SoE、SoIのそれぞれの特性を考慮し、メリットとデメリットを総合的に判断する必要があります。


まとめ 効率的なSoR、SoE、SoIの進め方

この記事では、業務効率化とデジタルトランスフォーメーション(DX)を推進するための各種システム、SoR(System of Record)、SoE(System of Engagement)、SoI(System of Insight)に焦点を当てました。基本概念からデータ管理、システム選定のポイント、リソース管理、そして外部委託の際の注意点まで、多角的に解説してきました。
 
特に、成長フェーズにある中小企業や多機能サービスを提供する企業にとって、これらのシステムは避けて通れない要素です。選定基準や導入のタイミング、さらには外部委託のメリットとデメリットを理解することで、より効率的な業務運営とDX推進が可能です。
 
これらのシステムを効率よく運用するためには、継続的なデータ管理とリソースの最適化が不可欠です。外部にアウトソースする場合も、しっかりとした計画と管理が求められます。


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オフショア開発会社のリソースをうまく活用する

日本国内で優秀なエンジニアを確保するのは時間や投資コストの面などでハードルが高いのも事実であり、システム開発、さらにはその先のDXで課題を抱えている企業のすべてに適用できるアプローチではありません。

このため、弊社コウェルをはじめ、ベトナムで多数エンジニアを抱えるオフショア開発会社をうまく使い分けながら、テストや開発を進めていく方法も有効な選択肢のひとつです。

実際にどのように開発を進めていくのかについては大きく分けて2パターンが存在します。ひとつは、仕様書をもとにオフショア開発会社が決められた期間までに所定の成果物を完成させる「受託開発型」、もう一つはオフショア開発会社に在籍するエンジニアの中から、指定のメンバーを「専属チーム」として組成し、各メンバーのスキルや経験に応じて決められた人月単価(月額料金)が発生する「ラボ型」です。

オフショア開発会社と組んで海外で開発を進める場合、仕様書などの要件定義はもちろんこと、異なる言語や文化に起因するコミュニケーションギャップが生じるのは避けて通れない課題と言えます。このため、自社のパートナーとして適切な開発会社を選定する上では、それらのコミュニケーションギャップをいかに埋めながら、プロジェクトを推進していくことができるかどうかを見極める視点が欠かせません。

コウェルでは日本語能力の高いベトナム人エンジニアがテストや開発に従事する体制を基本としています。加えて、日本のお客様とテスト・開発の現場をつなぐ役目を果たす日本人ブリッジSEも多数在籍しており、日本人とベトナム人のエンジニアが協力しながらプロジェクトを管理、運営することでコミュニケーションを円滑にし、高い品質を実現できる体制を構築しています。

なお、コウェルに関する詳細資料は以下でダウンロードすることが可能です。また、具体的なご相談がございましたら、以下のお問い合わせからもお気軽にご連絡ください。


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コウェル編集部
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