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オフショア開発に踏み出せない理由TOP4


目次[非表示]

  1. 1.TOPIC1:オフショア開発の歴史。いつ頃から利用され始めた?
    1. 1.1.―オフショア開発が発展した歴史的背景とは
    2. 1.2.―日本企業はなぜオフショア開発を進めるのか
  2. 2.TOPIC2:オフショア開発に踏み出せない理由TOP4
    1. 2.1.懸念1:コミュニケーションが上手くとれないのでは?
    2. 2.2.懸念2:低品質、仕様違い、マネジメント管理できるの?
    3. 2.3.懸念3:開発会社選びを失敗するとツライ
    4. 2.4.懸念4:見積もりをしてもらったら、コストメリットが思ったよりもでなかった
  3. 3.TOPIC3:オフショア開発で実際によくあるトラブルと問題点
    1. 3.1.―言語の壁でトラブルが発生する可能性がある
    2. 3.2.―時差でトラブルが発生する可能性もある
    3. 3.3.―エンジニアの質でのトラブルもある
  4. 4.TOPIC4:オフショア開発の今後
    1. 4.1.―これからのオフショア活用で求められること

TOPIC1:オフショア開発の歴史。いつ頃から利用され始めた?

オフショア開発とは、海外にある会社にソフトウェア開発やシステム構築などのIT業務を委託する仕組みです。委託先は別企業である場合や自社の海外子会社である場合もあり、開発分野は多岐にわたります。現在はシステム開発企業の40~50%がオフショア開発を実施しているともいわれます。


―オフショア開発が発展した歴史的背景とは

オフショア開発が世界の先進国で流行り始めたのは、1970年代です。当時、先進国は続々と知的生産活動を発展途上国に移しはじめ、コスト削減とリソース確保を実現しました。ソフトウェア開発において、日進月歩で高いクオリティを求める反面、いかに開発コストを削減するかが命題となっています。

これに関しては近年も変わることなく、品質維持のために開発リソースを確保することが急務です。日本での歴史を見ると、開発費削減のため1980年代に中国でオフショアが進められました。システム開発系の企業が主となり2006年頃からは多くの企業が中国だけでなく、インドやベトナムなどの企業へ開発委託を進めるようになります。

2013年頃には日本企業の約3割がオフショアを実施したといわれており、フィリピンなどアジア諸国にも開拓の多様化が進みました。当時の開発委託はスマートフォンのアプリケーションやソーシャルゲームなどがメインであり、委託作業の中心はデータ入力やデバッグなどのサポート業務でした。昨今ではさらに発展し、AI開発、VR開発など最新テクノロジーにも対応した開発がなされています。


―日本企業はなぜオフショア開発を進めるのか

日本企業がオフショアへシフトしている理由は、2つあります。

1つは何よりも人件費の安さです。日本で流行り始めた当時、自国より人件費がずっと安い中国へ発注することで開発コストは大幅に抑えられ、大きく利益を伸ばす結果に繋がりました。

しかし、ここ最近中国の人件費のコストメリットは大きく削がれ、現在ではインド、ベトナムなどが主要となっています。新興国は伸び盛りでIT関連のモチベーションが高い人材が多く、コストパフォーマンスは非常に優れています。

日本に比べてそうした人材を確保しやすいことが、オフショア化の2つめの理由です。現在日本は深刻な人材不足であり、特にシステムエンジニアの不足はかなり社会問題となっています。非常に高い待遇で募集してもシステムエンジニアを確保することは難しく、技術者不足は悪化の一途をたどっている一方、新興国は官民合同でIT教育に力を入れており、システムエンジニアは職業として高い人気があります。

中国やインドでの人件費高騰を受けて、近年急速に注目を集めているのがベトナムです。システム開発の歴史では中国やインドに比べ浅いものの、国策としてIT分野の人材育成に取り組んでおり、近年は優秀なエンジニアの数が急増しています。


TOPIC2:オフショア開発に踏み出せない理由TOP4

オフショア開発、導入したいけれど・・・。

受託開発型・ラボ開発型、それぞれのオフショア開発や、ITアウトソーシングについて、先入観や心理的な懸念も含め、以下のような様々な心配事があるかと思います

・海外エンジニアの活用やオフショア開発、ラボ型開発の活用に興味はあるが、なかなか一歩が踏み出せない。

・ITアウトソーシング・オフショア開発を既に利用しているが、思ったような効果がでない。

・イメージ的には失敗プロジェクトが多発しているという話が多く、「安かろう・悪かろう」という印象。

・国内で優秀なエンジニアの確保が難しくなったが、アジアのオフショア開発で成功するイメージがもてない。

オフショア開発を始める前に、まずは弊社がよくお客様からお聞きするオフショア開発に踏み出せない理由TOP4を確認しておきましょう。


懸念1:コミュニケーションが上手くとれないのでは?

―オフショア開発では言語も文化も違う人達と一緒にプロジェクトを進めていきます。

プログラミング言語は世界共通だからと油断すると、細かい仕様の確認や、意思疎通が図れず、あいまいなまま作業が進んでしまいます。積極的でこまめなコミュニケーションをとることは、信頼関係の構築にもつながり、オフショア開発にかかせません。

依頼しようとする国の母国語に不安がある場合、オフショア開発企業の中には、依頼主側の言語・コミュニケーションの負担を減らせるよう日本人エンジニアのサポートや日本語のできるブリッジエンジニアをお客様窓口とする会社もあります。


懸念2:低品質、仕様違い、マネジメント管理できるの?

―「納品された製品の品質が低い」「依頼していた仕様と違う」「チームメンバーが何をやっているか把握できない」

こんな失敗談もオフショア開発ではよく耳にします。これらの失敗の大きな原因となるのは、開発業務を委託先に丸投げしてしまうなど開発自体のブラックボックス化と、依頼主と委託先の間にある文化や商習慣の違いです。

日本人は仕様書に書かれていないことでも、自分からより良い機能を追加したり、積極的に改善策の提案をしたりしますが、海外ではそのような日本のビジネス感覚はありません。

オフショア開発で、仕様書を作成する際には、「相手は仕様書に書かれていないことはやらない」という認識で作る必要があります。詳細で明確に作成することが、オフショア開発で高品質な製品を創り出すための失敗しないポイントです。

歴史あるオフショア開発企業の中には、上流工程から日本人エンジニアが入り、これまでの失敗例や成功の秘訣をきちんと依頼主に伝えながら伴走してくれる企業もあります。


懸念3:開発会社選びを失敗するとツライ

―「開発会社のスキルが思ったよりも低かった」「開発会社の応答が遅い」「実際に働いてみたら思ったよりもレベルが低かった」

こんな開発会社への不満もオフショア開発のよくある失敗例の一つです。委託先の開発会社が、どれほどのスキルを持っているのか、どのような案件に対応してくれるのか、これは実際に会って働いてみて初めて見えてくる部分でもあります。

オフショア開発会社のエンジニアはやる気のある若い人材が多いことが特徴です。日本の高い技術力を身に着け、自身のスキルアップをしようと意気込んでいるエンジニアも多く、ゆえに少しばかり難しいと思われる業務でも、口ではできると言ってしまうこともあります。開発会社に依頼をする前に、可能な範囲で実際に開発会社を訪れ、その会社の風土や開発チームのメンバー、エンジニアに会って面接をすることが一番です。


懸念4:見積もりをしてもらったら、コストメリットが思ったよりもでなかった

―オフショア開発最大のメリットは開発コストの削減です。海外の安い人件費のエンジニアを採用することで、コストメリットを出すオフショア開発では、案件が大きくなり人材を雇うほどコストメリットも大きくなります。そのため、短期で小規模の案件では、「思ったよりもコストがかかってしまった」という失敗例も少なくありません。コスト削減のみを目的とせず、コストとスキルのバランスを見極めて開発会社を選択する必要があります。


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TOPIC3:オフショア開発で実際によくあるトラブルと問題点

それでは実際にオフショア開発行う中で、よくあるトラブルや問題点はどうなのでしょうか?事前に確認しておくことで、想定外を減らすことができます。


―言語の壁でトラブルが発生する可能性がある

国内でWEBサービスやアプリを開発する場合は、日本人のエンジニアの力を借りることになるため、コミュニケーションは問題ないでしょう。しかし日本国内で優秀なエンジニアを確保するのは人手不足の現実もあり難しく、人件費が非常に高くなってしまう可能性が高くなります。

前述の「日本企業はなぜオフショア開発を進めるのか」でお伝えしたことと重複しますが、人件費が高くなってしまうことで、開発コスト自体が高くため、できるだけコストを削減するために何かしらの工夫が必要になります。そんな時にオフショア開発のサービスを利用すれば、簡単に人件費の部分でコスト削減を実現できます。

オフショア開発は海外のエンジニアチームに開発を任せるサービスで、日本人よりも人件費が安くなる東南アジアがシェア率を急速に高めています。

例えば、東南アジアなどに存在する会社のサービスを利用すると、基本的にベトナム人などのエンジニアに開発を任せることになり、担当者がベトナム語や英語などが話せないと上手くコミュニケーションが取れないケースも散見されます。

開発のサポートを受けるために英語などの外国語を一から学ぶのは現実的ではないため、開発会社のサービス利用後にコミュニケーションの部分でトラブルを抱える前に日本人エンジニアあるいは何かしらの日本語でサポートを受けられるのかを確認しておくことが大切です。

日本語能力試験の国別受験数で、ベトナムは常に上位にいます。ベトナムのオフショア開発の会社の多くは日本語が堪能なスタッフを雇用している、あるいは品質管理や上流工程、マネジメントなどのコミュニケーションの部分には日本人の人員を配置しているケースが多いため、言語の壁は起きにくい特徴があります。日本語でコミュニケーションを取ることができれば、間違った認識の状態で開発を進められてしまうようなトラブルも未然に防げます。


―時差でトラブルが発生する可能性もある

オフショア開発を利用する国によっては日本との時差が大きくなるケースがあり、時差が大きくなるような所でサービスを利用すると、スピード感が損なわれたり、コミュニケーションロスが生じたりするなど、開発に影響を及ぼす場合があります。オフショア開発の会社が多く存在するベトナムでは、時差が日本と約2時間程度のため、リモートワークをする時にも国内で開発するのと同じように開発を進めていくことができます。

時差が大きすぎると、開発をする時に意思疎通のタイムラグが起こり、依頼側の担当者はもちろん、開発チームの疲労や摩擦、トラブルへと発生してくる可能性が高いようです。そのため時差が大きくない国の中からサービスを利用する会社を選んだほうが、長期的にサービスを活用しやすくなります。


―エンジニアの質でのトラブルもある

高品質なWEBサービスやアプリを開発して欲しい場合は、開発するエンジニア自体のスキルも重要になってきます。人件費の安さだけでスキルの低いエンジニアの開発を任せてしまうと開発時や納品時にトラブルが起きる可能性が高いため要注意です。

オフショア開発では、基本的にリモートでのコミュニケーションを主体に開発を進めていきます。その場合、どのぐらいのレベルのエンジニアに開発を任せているのかを把握できないケースや進捗状況が見えないなどが発生し、そのような状況になるとトラブルに発展することが考えられます。

そんな時には、開発チームの責任者として日本人が依頼主と現地開発チームの間にフォローに入ってくれる開発会社に任せると負担軽減が可能です。

その他オフショア開発の会社の中には事前に依頼主に対して、エンジニアのスキルを確認してもらうようなサービスを用意している企業もあります。

また会社によってはエンジニアだけでなくサービス全体の質を確かめられる、トライアルを用意しているケースもあるため、会社選びの時に参考になります。どれだけ開発コストを抑えられても、品質が良くなければ意味がありません。トラブルを未然に防ぐためにも、会社選びは慎重に行いましょう。


TOPIC4:オフショア開発の今後

企業にとって、コストを安くするためには、出来上がるまでの工程・費用のどこを見直せるのか策を講じる必要があります。システム構築・アプリ開発などのコスト低減においては、規模の大きい企業を中心にオフショア開発が注目を集めています。


―これからのオフショア活用で求められること

そもそもオフショアを選択する理由は、前述のとおりコストの削減です。この点で現在苦戦を強いられている日本企業もありますが、その理由は現地の人件費の上昇や仕事意識などが挙げられます。新興国の経済規模は驚くほどのスピードで大きくなり、当然従業員の人件費も変動します。

人件費上昇スピードが速いとあっという間に日本人エンジニアと変わらない金額に跳ね上がり、オフショアの魅力が半減してしまいます。また海外には、日本人のような滅私の働き方をする国はほぼありません。オフショア拠点にスケジュールを確認して問題ないと回答されていたにも関わらず、実際にはまったく納期に間に合わない状況だったというケースも少なくありません。

これまでオフショア開発で辛酸を舐めた企業も少なくなく、現在はいかにして現地をコントロールできるかがパートナー選びで重要なポイントとなりつつあります。これまでに述べた様々なトラブルを防ぐためにも、発注先の開発ポリシーや信頼性、発注後の各種管理、問題が起きた場合の対処の仕方にオフショア開発業者の評価は別れます。

品質を下げずにコストを削減、IT技術者不足が深刻化する日本において、今後も切り札となる開発スタイルであるオフショア開発を上手く活用したいものです。


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今や、オフショア開発をおこなっている企業はどんどん増えています。
開発ベンダーが国内・国外に関わらず、自社にあった選択をする必要があります。

<コウェルが提供できること>

・最適な開発コスト<オフショアだから可能な、最適な開発価格の提供

・開発リソース<オフショアだから確保できる、国内外の優秀なリソースの確保

・品質担保<日本人P M参画とソフトウェアテストに関する最上位資格を取得

当社では、国内ニアショア開発とオフショア開発に対応しています。
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