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オフショア開発の失敗例から学ぶ成功するための8つのポイント


目次[非表示]

  1. 1.オフショア開発とは
  2. 2.オフショア開発の失敗例
    1. 2.1.コミュニケーション不足で品質が低下
    2. 2.2.理解力や技術力が足りず設計通りにならない
    3. 2.3.文化的な認識の違いから納期が遅れた
    4. 2.4.人件費などがかさみ結果的にコストが増えた
  3. 3.オフショア開発で失敗する原因
    1. 3.1.発注側が人材管理を怠った
    2. 3.2.仕様や要件であやふやな部分がある
    3. 3.3.文化や国民性が違いすぎる国と契約している
    4. 3.4.コミュニケーションをとらず丸投げした
    5. 3.5.費用を安く抑えるために実績のない会社に依頼した
  4. 4.オフショア開発の成功例
    1. 4.1.チームと直接会って話し合った
    2. 4.2.現地に日本人P Mを置いて人材管理をさせた
    3. 4.3.国民性を理解して相手の考えに合わせて接した
    4. 4.4.ニーズを満たせる技術や知識のある会社を選んだ
  5. 5.オフショア開発を成功させる8つのポイント
    1. 5.1.1.進捗状況の確認をこまめに行う
    2. 5.2.2.綿密なコミュニケーションをとる
    3. 5.3.3.文化の違いを理解する
    4. 5.4.4.上流工程は細かく決める
    5. 5.5.5.人件費等の見積もりを明確にする
    6. 5.6.6.要求を満たせる企業を選択する
    7. 5.7.7.あいまい・難しい日本語は避ける
    8. 5.8.8.頻繁な人員の入れ替えを防ぐ
  6. 6.オフショア開発に適した国と特徴
    1. 6.1.中国
    2. 6.2.インド
    3. 6.3.ベトナム
    4. 6.4.インドネシア
    5. 6.5.フィリピン
    6. 6.6.タイ
  7. 7.オフショア開発の失敗例から対策を立てよう
      1. 7.0.1.オフショア開発ならコウェル!
  8. 8.まとめ

オフショア開発とは

オフショア開発とは、ソフトウェアやアプリケーション、Webシステムといった開発を、海外の企業に発注・委託する手法をいいます。

国内ではITの需要が高まっている反面、人材不足やコストの高騰が問題視されています。そこで注目されているのが、ITの人材育成に力を入れている中国、ベトナム、フィリピンといったアジア諸国です。IT人材を雇うコストを抑えられるため、2010年頃からオフショア開発は広く活用されてきました。


オフショア開発の失敗例

オフショア開発は、優秀なエンジニアを低コストで雇えるなどコスト削減が見込める反面、失敗が多いことでも知られています。初めてオフショア開発を取り入れようと考えている企業ほど、思った通りの結果を得るのが難しいのです。オフショア開発を取り入れたものの、失敗した事例をいくつかご紹介します。


コミュニケーション不足で品質が低下

仕事を成功させるには、社員同士のコミュニケーションは必要不可欠です。報告・連絡・相談は、ビジネスにおいて基本といっても過言ではありません。同じプロジェクトを手がけている社員同士の繋がりがないと、進捗を把握することは難しくなります。


頻繁にコミュニケーションを取っている国内でも、共有不足が原因でミスが発生することがあります。発注側の目が届きにくい海外であれば、国内以上にコミュニケーションが重要となります。


委託先によっては、QC(Quality Control:品質管理)やQA(Quality Assurance:品質保証)の意識が低いことも少なくありません。報告・連絡・相談など、管理を怠ったばかりに仕様書通りにならず品質が低下してしまうのです。


理解力や技術力が足りず設計通りにならない

オフショア開発では、人材コストを抑えられるのもメリットのひとつです。しかし、人件費を安く抑えることばかりを重視すると、技術のない人材を雇う恐れがあります。コストは削減できたものの、仕様書や要件定義が理解できない・発注側が希望する設計通りにならないのであれば本末転倒です。


文化的な認識の違いから納期が遅れた

日本では納期を守ることが当たり前ですが、海外も同じとは限りません。仕事よりもプライベートを重視する国や、宗教が生活の中心になっている国もあります。国民性や文化の違いを理解しないことが、納期の遅れに繋がる場合もあります。


人件費などがかさみ結果的にコストが増えた

コストを安く抑えられるのがオフショア開発の魅力ですが、国によっては人件費が日本と大差がなく、コスト削減に繋がらないケースも少なくありません。また、コスト削減のために人件費を削った結果、技術力不足から設計通りにならず、何度も作り直したために予算を超えてしまうというケースもあります。


オフショア開発で失敗する原因

オフショア開発で失敗する事例を参考に、原因を把握することが重要となります。


発注側が人材管理を怠った

「お金を出しているから仕様通りに作るのは当たり前」と、日本と同じ感覚で委託先に全てを任せるのは厳禁です。発注側が人材や作業の進捗状況などの管理を怠ると、大きなミスが起きた時に気づくのが遅れてしまいます。



仕様や要件であやふやな部分がある

相手側の理解力不足の原因は、発注側の伝え方が悪い可能性も考えられます。日本人同士であれば、「なんとなく」や「良い具合に」といった、あやふやな伝え方でも伝わることがありますが、海外で国内と同じように説明をしても伝わりません。上流工程フェーズで日本独自のあやふやな表現を使うと、仕様書や要件定義が正確に伝わらない可能性があります。


文化や国民性が違いすぎる国と契約している

日本と文化や国民性が違う国と契約すると、理解に齟齬が生まれてしまいます。仕事への取り組み方や考え方は国によって違います。思想や習慣などが日本と違いすぎる国を委託先に選ぶと、想定したスケジュール通りに進まない恐れがあります。


コミュニケーションをとらず丸投げした

オフショア開発では、言葉の壁がミスを生む最大の原因といっても過言ではありません。言葉が通じる日本人同士でも、コミュニケーション不足はミスに繋がります。日本語が通じない国を委託先に選んだり、ブリッジSEとコミュニケーションを取らずに丸投げすれば、認識に齟齬が生まれるのも当然といえるでしょう。


費用を安く抑えるために実績のない会社に依頼した

コストが安く済むからといって、実績のない会社を選ぶのは避けるべきです。委託先の実績を確認することで、得意分野と不得意分野がある程度分かります。しかし、実績のない会社では、何ができるのか判断することが困難です。コスト面ばかりを重視して実績のない会社に委託すると、納期の遅れや品質の低下を招く可能性が高くなります。



オフショア開発の成功例

オフショア開発を成功させた企業では、どのような試みを行ったのでしょうか。事例をご紹介します。


チームと直接会って話し合った

委託先の企業に赴き、チームと直接会って話し合いを行いました。直接会って話をすることで、コミュニケーションがスムーズに取れ、良好な信頼関係の構築に繋がりました。その結果、オフショア開発が成功したのです。


現地に日本人P Mを置いて人材管理をさせた

委託先にすべて丸投げをするのではなく、現地に日本人あるいは日本での勤務経験が豊富な日本語の話せるPM(プロジェクトマネージャー)をアサインして、人材等の管理をさせました。現地のチームと発注側の橋渡しをすることで、仕様や要件をより正確に伝えることが可能となりました。


国民性を理解して相手の考えに合わせて接した

委託先の国民性や文化を知るためにインターネットで事前に調べたり、現地でチームと親睦を深めるように務めました。仕事の取り組み方や考え方などを理解し、相手に合わせた接し方を徹底することで、文化の違いが原因のミスを減らすことに成功しました。


ニーズを満たせる技術や知識のある会社を選んだ

コスト削減を目的にしつつも、会社選びは慎重に行いました。確かな技術や知識のある委託先を選ぶことで、仕様や要件を満たすことに成功しました。作り直しなどの手間が減ったため、結果的にコストの削減にも繋がりました。


▶︎弊社の開発成功事例はこちら
取引事例|オフショア開発を高品質・低コストで実現 


オフショア開発を成功させる8つのポイント

オフショア開発を成功させるための8つのポイントをご紹介します。


1.進捗状況の確認をこまめに行う

委託先に全て任せるのではなく、進捗状況をこまめに確認しましょう。定期的にオンラインMTGツールを使って会議を開くなどし、報告・連絡・相談を徹底させます。情報の共有をこまめに行うことで、開発プロセスのブラックボックス化も防げます。


2.綿密なコミュニケーションをとる

日本語で説明した要件や仕様を理解してもらえないなど、コミュニケーション不足はさまざまなトラブルを生む要因になります。日本語の話せるPMやブリッジSEと、綿密なコミュニケーションを取ることが重要となります。可能であれば委託先の言葉を学び、最低限の会話をできるようにしておきましょう。


3.文化の違いを理解する

委託先の文化や国民性を理解することは、相互理解を深めることに繋がります。国によって仕事に対する考え方や取り組み方は違うため、無理やり日本人的な考え方を押し付けるのは軋轢を生むだけです。文化の違いを理解したうえで、相手に配慮した接し方をすることが重要です。


4.上流工程は細かく決める

発注側で上流工程(仕様書や要件定義)を細かく決めることでミスを減らせます。日本では仕様書に曖昧な部分があっても、行間を読んで「良い感じ」に解釈します。しかし、海外では曖昧な部分があっても行間を読むことはありません。


良くも悪くも仕様書通りに仕上げるため、納品された成果物が低品質だったということも少なくないのです。依頼先が正しく理解できるように、仕様書や要件定義など上流工程を細かく決めることで認識の齟齬が防げます。


5.人件費等の見積もりを明確にする

見積もりが甘かった結果、コストが増えてしまう恐れがあります。仕様や要件の洗い出しが不十分であることや、委託先の技術や知識が不足している場合、完成後に改善点がいくつも出てくるというのはよくあるケースです。結果として、作り直しなどが発生し、予算オーバーになる場合も少なくありません。事前にしっかりと、人件費や開発にかかるコストの見積もりを明確にする必要があります。


6.要求を満たせる企業を選択する

コストを低く抑えることばかりを重視して企業を選ぶのは避けましょう。安いだけで実績もなく、技術力や知識もない企業では、低品質なものしか出来上がりません。


納品された成果物を日本でテストをしたらバグや不具合だらけで、結果的に納期が遅れてしまいコストが増加したケースも少なくありません。


委託先を選ぶ際は、発注側からの仕様書を理解できる、QAチームのある会社を選ぶなど、コスト削減だけを目的にせず発注側の要求を満たせる企業を選択しましょう。



7.あいまい・難しい日本語は避ける

日本人独特の言い回しは、海外では通用しません。現地に日本語が通じるブリッジSEがいたとしても、あいまいで難しい日本語を理解できるとは限りません。相手の語学力を考慮せずに、日本人と同じ感覚であいまいな表現で伝えた結果、仕様や要件の理解に齟齬が生じる可能性があります。ミスを減らすためにも、あいまいで難しい日本語での専門用語は極力避けて、簡潔で分かりやすい表現を心がけましょう。


8.頻繁な人員の入れ替えを防ぐ

引き継ぎもなしに突然退社するなど、人員が入れ替わることは極力避けるべきです。業務の効率も悪くなりますし、品質の低下を招いてしまいます。人員を入れ替える際は必ず引き継ぎをさせるなど、しっかり人材管理する必要があります。


オフショア開発に適した国と特徴


オフショア開発の成功には、委託先の選び方が重要になります。オフショア開発に適した国と特徴をご紹介します。


中国

オフショア開発の委託先としての中国には、次のような特徴があります。

  • 世界でもトップクラスの技術力
  • 人材が豊富で優秀なエンジニアが揃っている
  • 日本とも距離が近く現地に赴きやすい
  • 人件費が高くコスト削減になりにくい


世界一の人口を誇る中国は、IT人材も豊富に揃っています。日本から飛行機で3〜4時間ほどと距離も近いため、現地に赴きコミュニケーションが取りやすいのもメリットといえます。

しかし、人件費が高騰しているため、オフショア開発を長期的に考えている場合、コスト削減になりづらい点はデメリットです。


インド

オフショア開発の委託先としてのインドには、次のような特徴があります。

  • 技術力は世界でもトップクラス
  • 優秀なIT人材が揃っている
  • 準公用語が英語
  • 人件費が高騰している

優秀なIT人材が豊富なことに加え、準公用語が英語でコミュニケーションが取りやすいなど、オフショア開発に適している国といえるでしょう。

ただし、中国と同様に人件費が高騰しているため、コスト削減には繫がりづらいというデメリットがあります。


ベトナム

オフショア開発の委託先としてのベトナムには、次のような特徴があります。

  • 親日国で日本語を学んでいる人が多い
  • 比較的人件費が安い
  • 真面目で勤勉な国民性
  • 優秀なエンジニアが多い
  • 実績のあるオフショア開発会社が多い
  • 日本の文化や国民性を理解している
  • 経済成長が著しく人件費の高騰が予想される

優秀なエンジニアが多く、高品質な成果物が期待できます。また、日本人の感覚を理解しているため納期も守ってくれるのもメリットといえるでしょう。

親日国であり日本語でのコミュニケーションをとりやすいため、初めてオフショア開発を取り入れたい企業も安心して任せられます。

ベトナムは経済成長が著しいため、将来的に人件費が高騰することが予想されますが、オフショア開発の委託先としてベトナムは非常に安定しています。


インドネシア

オフショア開発の委託先としてのインドネシアには、次のような特徴があります。

  •  IT関連の教育に力を入れている
  • 技術力が徐々に高まっている
  • 新規開拓しやすい環境にある
  • 人件費が安くコスト削減しやすい
  • 実績のある企業が少ない
  • 英語の普及率が低い

IT人材の成長が著しく、多くの企業に注目されています。インドや中国と比較すると、新規開拓しやすいのもメリットです。人件費が安いため、長期的なオフショア開発に適しています。

しかし、オフショア開発の経験が少ないため、実績のある企業が少ないのがデメリットです。また、公用語がインドネシア語で英語の普及率は低いため、コミュニケーションが取りづらい点も注意が必要です。


フィリピン

オフショア開発の委託先としてのフィリピンには、次のような特徴があります。

  • 日本から飛行機で5時間ほどの距離
  • 公用語が英語でコミュニケーションが取りやすい
  • 優秀な人材が多いのに人件費が安い
  • ルーズな人が多く納期が遅れがち
  • プライベートを重視する傾向にある

フィリピンは日本からも近く、英語でのコミュニケーションが可能です。親日家が多く、日本人との相性もいいため、仕事がしやすいのがメリットです。優秀なIT人材が多くて人件費が安いため、コスト削減にも繫がります。

人件費は安いですが、ルーズな人が多く、納期が遅れがちです。仕事よりもプライベートを大事にする傾向もあるため、余裕を持った計画を立てる必要があります。


タイ

オフショア開発の委託先としてのタイには、次のような特徴があります。

  • 優秀なIT人材を低コストで雇える
  • ITインフラが整っており安定した開発が行える
  • 政情が不安定で不測の事態が起きる可能性がある

優秀な人材を安い人件費で雇えるのが大きなメリットです。ITインフラも整備されているため、安定した開発も行えます。

しかし、クーデターやデモが多く、政情が不安定なのがデメリットといえます。


オフショア開発の失敗例から対策を立てよう

オフショア開発を取り入れようと考えているのであれば、失敗例から原因を探るといいでしょう。特に初めてオフショア開発をする場合には、どうして失敗したのかを学ぶことで対策も立てやすくなります。


オフショア開発ならコウェル!

「どこの海外の開発会社にオフショア開発を依頼すればいいのだろう…」
このようにお悩みであれば、「コウェル」がおすすめです。

「コウェル」はベトナムと日本に拠点を置いており、高品質なオフショア開発サービスを提供しています。コスト・スピード・品質には自信があり、国内大手企業様からも開発依頼を多くいただいています。

開発実績としてはWebシステムの開発や業務システム・越境EC開発などが豊富です。
さまざまなニーズに応えた実績もあり、経験豊富なソフトウェア開発会社です。

「なるべくコストを抑えてソフトウェアを開発したい」
「納期が短いから国内のエンジニアだけでは難しい」
このようなお悩みがあれば、オフショア開発を検討してみてはいかがでしょうか。


まとめ

オフショア開発とは、ソフトウェアなどの開発を海外の企業に発注・委託する開発手法です。日本人よりも低い人件費で、技術力の高いIT人材を獲得できるのがメリットといえます。

その反面、国民性や文化の違いを理解できていなかったり、コミュニケーション不足などが原因で失敗するリスクもあります。

失敗例から原因を探り、成功するポイントを押さえておくことが重要です。

本記事がベトナムにおけるオフショア開発を検討される上で少しでも参考になれば幸いです。

私たちコウェルは品質を重視したオフショア開発、オフショアにおけるテストサービス、品質保証に取り組んでいます。オフショア開発・オフショアでのソフトウェアテストに関してお悩みなどございましたら、ぜひコウェルにお気軽にお問い合わせください。
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▼オフショア開発については、下記の記事もぜひ参考にしてみてください。
【2022年最新版】IT業界のオフショア開発とは

コウェル編集部
コウェル編集部
コウェルのお役立ち情報は、マーケティングメンバーを中心とした「オフショア開発の成功のヒントとなるメディア」です。 オフショア開発にかかわる人にとって、価値あるコンテンツをお届けしていきます。

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